市場に流通しているほとんどが、天然のバイカラーではありません。
中には、天然のアメトリンも流通しているようですが、稀少なものとなります。
天然のアメトリンは、ボリビアのアナイ鉱山のみでしか産出されません。
アナイ鉱山は、この他にも天然のシトリンが産出することで知られています。
稀にブラジルを介して流通した場合、ブラジル産とされることがあります。
ブラジル産の場合、天然であることは稀なようですが、
ボリビア産であるからといって天然色である確証はありません。
ましてや、ビーズになる石が天然色である可能性となると…
アメトリンも同様にアメジストを加熱して生成されますが、
元々天然に存在するシトリンも、アメジストの結晶に熱が加わり、シトリンに変化したものです。
自然で起こりうる外的要素を人工的に起こしてシトリンを生み出したので、
これが本物のシトリンと言っても間違いではありませんし、
鑑別に出しても判別はできないようです。
アメトリンが天然色であるかは、産地情報、入荷元の情報を頼りにする他ありません。
夢のない話でしょうか‥?
人為的なアメトリンは、美しい発色を出すため、
元々のアメジストに放射線を当て、鮮やかな紫にした上で熱処理を行い、
より、鮮やかなアメトリンにしていることがあるそうです。
(ことがある、そうで‥ビーズではどこまで行われているかはわかりません)
一方、 天然のシトリン‥もとい、アメトリンは、多くはくすんでいて、
スモーキークォーツに近いような色合いだと言います。
鮮やかできれいな発色のものは、よほどでない限り人為的なものだと疑った方がいいかもしれません‥。
天然で生成された色というのに価値はあるかもしませんが‥
その美しさは、人為的加工ゆえのものかもしれません。
天然だけれど暗い色味のもの、
熱処理だけれど鮮やかで美しい色合いのもの、
どちらを好みますか‥?
アメトリンの商品一覧は、こちらよりご覧になれます。
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