クォーツの仲間も、全て水晶から熱や放射線などの
外的要因によって生まれたものです。
その因果関係は非常に面白いものです。
それでは順番に、解説してゆきます。
アルミニウムイオンが含まれた水晶に放射線を浴びせるとできます。
ただし、ビーズとして流通している均一的なスモーキークォーツは
ほぼほぼ人工的に放射線を浴びせたものです。
レモンクォーツ
スモーキークォーツに放射線と熱処理で作られます。
天然のレモンクォーツは硫黄が内包されてできたものです。
ただし、それは稀少なため、ビーズのものは照射されたものになります。
スモーキーレモンクォーツ
スモーキークォーツからレモンクォーツを作る過程で、
バイカラーになるようにしたもの。
天然でもそのようなものは存在しますが、ビーズの場合はほぼほぼ照射です。
モリオン
スモーキークォーツにさらに放射線を照射したか、アルミニウムイオンが多量に含まれていたなどで、
スモーキークォーツをより、変化させたもの。
天然のモリオンも存在しますが、同様に稀少です。
色の濃さや雰囲気は、原石に含まれる成分や照射の度合いなど、
様々な要因で生まれます。
さて、類似した条件で‥
アルミニウム、バリウム、ニッケル、銅などを含む乳白色の水晶(白水晶)を
放射線照射するとモリオンのように真っ黒になります。
そして、それを熱処理すると、グリーンゴールドクォーツになります。
これは、レモンクォーツを生成する過程と似ています。
図で表すと、このようになります。
これは、何かと言いますと‥巷でよく見る、これですね‥
メタモルフォーゼスの変化も頷けるわけです。
とは言うものの、特定条件の水晶が真っ黒になり、
そこから美しいグリーンゴールドクォーツになるいう‥
劇的な変化は素晴らしいですね!
パワーストーンとして重宝もされるのでしょう‥
しかし、もう変化しちゃったものをメタモルフォーゼスて‥
そんな名前が付いているのは、変化を遂げたからであって、
もう、これ以上変化はしませんけどね‥[^-^;]
次回は、アメジストの方のお話をします~!
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